ナナラボ

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転職、そして新生活

4月は環境が変わる人が多いですが、それは僕も例に漏れず。今月から新しい職場に勤務しております。

はい、実は転職して勤務先が変わりました。昨年の12月から転職活動を開始して1月末に内定をいただきました。書類の応募から面接まで、新卒の就職活動以来のことにおぼつかないながら何とか乗り切ることができました。僕の人生の中でも一つの節目となった転職活動を振り返っていきたいと思います。

どうして転職したいの?

①収入アップ

②対外的な仕事をしてみたい

 

なぜ転職しようと思ったかは以上の2つの理由です。

収入アップはおそらく転職を考える理由の大部分を占めるでしょう。ま、面接で大っぴらには言えないですけどね(笑)昨年結婚し、いづれは子供も・・・と考えているのでお金はあるにこしたことはありません。

そこで収入アップに関わるのがポストに就くということ。いっぱい給与が欲しいと言って貰える世の中ならどんなにいいか。原則として給与は責任の大きさに比例にすると思っていますので、収入を上げていくためには課長、部長といったいわゆる管理職の肩書きが必要になってきます。

ところが前職で僕は博士号を持っていない研究員のため、肩書きを得られる可能性が極めて低く(一般的に研究所の場合は博士号を取得していないと上には行けません)いづれは給与の頭打ちも目に見えていました。

 

そして仕事の中身に変化を望んだことも理由です。前職ではデバイス製造技術の研究開発というテーマで仕事をしていました。簡単にいうとモノを作る技術を作る仕事でした。将来自分たちの生活を変えるようなモノづくりに携わっているという思いはありましたが、基本的に所属するチーム内で完結することが多かったです。他部署との連携や顧客との関わり、外部へ情報収集に行く機会がなく井の中の蛙のような感覚でした。このまま同じ仕事をしていてもこれ以上の成長の機会がないという危機感を持っていました。

 

転職活動開始

前職で状況を変えたいと思った理由は以上の通りで、ここから3つの転職活動の軸を考えました。

 

・給与

・仕事内容

・勤務地

 

収入アップと対外的な仕事内容と併せて勤務地も軸に据えました。給与が良くて仕事内容も良ければどこでも働きます、というのは現実的ではありませんのでざっくり関東圏と地元の宮城県に絞って活動しました。

 

ということでまずは転職エージェントへの登録です。僕が利用したのはBIZREACHとリクナビNEXTです。登録後は履歴書と職務経歴書の記入を行い、これと併せて実際に応募する際に必要な履歴書と経歴書も作りました。大体登録したエージェントのHPにテンプレがあるので参考になりました。書類は1度記入したらそのまま放置ではなく適宜見直してアップデートしました。(僕は計8回アプデしました)

 

登録直後からいくつかエージェントからスカウトが届くので、興味のある求人内容には返信していき、エージェントとコンタクトを取りました。主に帰宅後に電話で連絡を取り合いましたね。そこで現状と転職の希望、今後のスケジュールを話し合いました。その後、よりマッチした求人が送られてきたり、最初の求人に応募となっていきます。

 

肝心の打率とはというと書類応募は25社にして書類通過は6社でした。うーんなかなかシビアですね(汗)現職に関連してこれまでの経験が活かせそうな求人はもちろん、直近の仕事ではないけれ少しは経験があるという求人にも応募していました。書類選考の際に直近の経験ではないorそもそも経験不足と判断されたためだと思います。逆に現職に関わりがあり、これまでの経験がピタッと合った求人はすんなり書類通過した印象です。

 

追記(4/18)

書類応募と同時にWebテストも受けましたね。僕はSPI3を受けました。僕が新卒の時はSPI2だったのにひとつ.verが上がったんですね。しかもSPIには新卒用と中途用があることをこの時に知りました。試験内容はよく考えればわかる内容なのですが、制限時間があると途端に焦りますね。結果をどの程度反映させるかは企業ごと違うと思いますが、企業規模が大きなところほど足切りで参考にされる可能性が高いので対策はしておくべきですね。ですがここに時間をガッツリ割ける方はあまりいないと思います。僕も参考書をさらっと解くくらいしかできませんでした。今回の転職活動では現在の勤務先含めてSPI3を3回、aroruaを1回受検しました。

 

書類が通過すると随時面接が入ってきました。ここからエージェントと相談しながら作成した書類に沿って質問されることを予想して回答を作りました。メジャーなところだと転職を考えたきっかけ、現職の退職理由、なぜ応募先なのか?の3つだと思います。ここの理由づけは筋道が一貫している必要があるのでしっかり組み立てた方が良いですね。僕の場合だと結婚→収入アップしたい→現職では自分の考える給与テーブルに乗ることが難しい&仕事の中身に幅を持たせ成長したい→御社ではこれまでの経験を活かしながら事業に貢献できます・・・といった感じ。ただ作成した回答をそのまま暗記するのはお勧めできません。会話がセリフのようになってしまいますし、少し言葉を忘れただけで焦って余計喋れなくなります(経験者は語るw)伝えたい要点だけを抑えるだけで良いでしょう。

1次面接は5社受けてその内4社がオンラインでの面接でした。最初慣れていないと勝手が分からないので準備した方がいいですね。ただ遠方の企業だと1次はオンラインにしてもらった方がスケジューリングが立てやすいですね。ちなみに5社中2社通過しました。

 

中途採用の面接は1次→最終の2回が主流。次が最終面接でいよいよ大詰めですね。といっても最終面接を受けたのは今の勤務先のみでもう1社は辞退しました。

経緯を説明すると、今の勤務先が最初に内定をいただき、翌週火曜日にもう1社の最終面接を控えておりその企業の結果で判断しようと目論んでいました。しかし、内定承諾の期間が待っても翌週の月曜日というなんとも悩ましいことに。この時点で僕には内定1社(茨城製造業)、最終面接1社(東京製造ベンチャー)、1次面接(宮城製造業)の3つの手札がありました。宮城県の企業も捨て難かったですが、スケジュールを考えると間に合わないため今回は辞退しました。そうすると茨城の企業と東京の企業の2択になりました。

 

茨城の企業は提示していただいた年収は希望をクリアしており、通勤も車で片道30分以内、福利厚生も整っている良い条件です。ですが東京のベンチャーという響きに何かカッコ良さというか大きな仕事ができそうな感覚があり本当にこのまま辞退しても良いのかと本当に悩みました。1次面接の時点でオファー年収の話が出ており、茨城の企業よりも50万ほど高く提示できそうというのも魅力的でしたしね。最終的な決め手はエージェントへの相談でした。東京のベンチャーに入社できても住居は都内に構えることになり生活コスト(衣食住、車維持費etc)が高くなり提示された年収でも負担を感じる可能性があること、ベンチャーのため倒産のリスクが一般企業よりは高いこと、家族を養う立場での選択リスクがあることをアドバイスいただきました。向こうも商売なので自分が推薦した企業に入ってもらいたいという気持ちがあるとは思いますが、僕もこの意見には納得して選択したので後悔はありません。この先5年後、10年後今の勤務先に入社して良かったと思えるように頑張るのみですね。これで2ヶ月間に渡る僕の転職活動は終わりました。

 

最後に

人生で初めての転職活動をしてみて、新卒の時よりは社会人経験がある分企業を見る目も研ぎ澄まされており納得のいく選択ができたと思います。その一方で色々な考え方ができるからこそ、転職の軸を終始ブレないようにするのが意外と難しく色々悩むこともありました。軸がブレないように家族なりエージェントなり相談できるようにしておくと良いと思います。

たくさんの企業の中から1社を選択して働くのはご縁だと思いますので、まずはその企業のことを知り徐々に自分のカラーを出していきたいと思います。結婚から転職、そして実は引越しも先月しておりこの半年間随分忙しなく動いておりましたが、ようやく落ち着けそうです(笑)