ナナラボ

デジタル声優アイドル「22/7」を応援する、新米パパ技術者のブログです!

「僕が持ってるものなら」発売記念ライブ第二部レポート(1/2)

今さらながら2月28日に開催された、「僕が持ってるものなら」発売記念ライブのレポートを書いていきたいと思います。
佐藤麗華役リーダーの帆風千春最後の出演となった本ライブ。たくさんのありがとうに溢れファンの心に大きな感動を刻んだと思います。それでは、少しだけ時間を巻き戻しライブの模様を振り返っていきましょう。
開演とともにスクリーンにメンバー紹介の映像が映し出されていく。私はその映像を見ながら、ナナニジが遂にパシフィコ横浜の舞台に立つ日が来たんだと胸が熱くなった。実は2017年11月にもメンバーはパシフィコ横浜の舞台に立っている。といっても大ホールのステージではなく広間でのステージ出演だった。ライブ前の特典会ではCD1枚で11人と順番にお話しでき、ランダムに1人から割ラジステッカーを手渡しされるというもの。当然自分の推しから受け取りたいと思うのがオタク心である。推しがステッカーを手に持つ順番を計算しながら並んでいる前後の人と入れ替わりながら臨んでいたのが懐かしい。ちなみに私は誰から受け取るか、神のみぞ知る精神で臨んだところれいにゃんから2回、あいなっちから1回受け取ることができたと記憶している。
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さて話を戻そう。“カチッカチッ”と聞こえて来る時計の秒針音、そしてメンバー10人(あいなっちは休業中)が入場してくる。イントロで確信する、最初の楽曲はこれしかない「1.シャンプーの匂いがした」。最初に披露されたのもちょうどこの時期、もう3年も前というのだから時間の流れる速さに驚きだ。3年前と違うところを挙げるとすれば、それはれったん&萌ちゃん(&あいなっち)が一緒にパフォーマンスしていることだ。ひとつ前のライブからこれまで8人曲だったものが解禁され、全員でパフォーマンスするようになりより一体感が増している。第一部での疲れもあっただろうが、ラスサビ前にメンバー1人1人抜かれていくところでは疲れなんて感じさせない笑顔で全力で楽しんでいるといった印象だ。それはもちろんちはるんとの卒業前最後のライブであるからだろう。2曲目は「2.未来があるから」。

“誰かに手首をぎゅっと掴まれて 行くなと言われて引き留められる”
“そういう経験したことあるかい? もちろん愛だとわかってはいても…”

なぜだろう。これはちはるんの気持ちを歌っていると感じられた。卒業の意思を伝えて最初はすんなり受け入れられるものではなかっただろう。

“腕を振り切ったのは プライドに似た変な意地だ”
“未来があるからいいじゃない?”
“振り向きざま僕に言うつもりか”

これらの歌詞1つひとつ、ちはるんが声優として成長したい意思を伝え、メンバーはそんなちはるんの更なる活躍を信じて送り出した…妄想ではあるがそんな情景を鮮明に映し出す。無論どんなやり取りがあったか真実は分からないが、ちはるんには輝かしい“未来がある”そう感じずにはいられない。
メンバー自己紹介のMCを挟み続く曲は「3.風は吹いてるか」。印象に残ったのは終盤のセリフパートであるちはるんの「群衆の中に君は紛れる気か」である。言葉に魂が込められているとでも表現すればいいだろうか、画面越しでも気迫を感じられた。そんなちはるんにメンバーも引っ張られているように見える。冒頭でも述べたが、少し前まではこの舞台に立つことは想像できなかったと思う。これまでの音楽活動、アニメ放送、テレビ出演を通じてファンを獲得しコンテンツを成長させてきたその全ての活動の賜物がこのステージだ。今間違いないなく、22/7には”追い風”が吹いている。

ここから「4.ロマンスの積み木」「5.Rain of lies」「6.何もしてあげられない」と4thシングル3連続コンボが続く。目を引いたのはロマンスの積み木のれったんソロパート「永遠の恋を信じたくなるよ」のところ。少し微笑みながら歌っているのだが、なんていうか良かった(←急に語彙力)。いやちゃんと詳しく書こう。普段は少し幼い表情を見せることが多いが、ステージに立つと急に大人の顔に変わるところがれったんの魅力あると思っており、好きなところのひとつだ。そんなイメージがあるとはいえあまりに表情が大人びており興ふ...いや驚いた。最近は舞台も経験して表現力に磨きがかかり、女性としても魅力を上げていると思うのは私だけではないはずだ。

サリー「皆さん楽しんでますか〜?次は7thシングルを披露していきます♪」

2回目のMCでサリーから次の楽曲からカップリング曲も含めた7thシングルの披露が告知された。カップリング曲の内2曲はれったんがプロデュースした2組のユニットによる楽曲がある。なごみん、かなえる、るーりー、萌ちゃん、そしてあいなっちのあまロリがコンセプトの白組。1人1人呼ばれた時にかなえるだけ「はーい♡」と1人だけあまロリというよりセクシーさを感じるのは気のせいだろうか(笑)そしてサリー、みずはん、れいにゃん、うたちゃん、ちはるん、そしてれったんのパンクゴシックがコンセプトの赤組。かなえるに対抗してかれいにゃん、うたちゃん、ちはるんもセクシーに返事をする。やりきった後に照れるうちゃんが可愛らしい。ここで先にお披露目となる白組は一旦舞台裏に引っ込み赤組のMCに繋いで楽曲についてのトークに繋ぐ。

サリー「れったんと顔を近づけるところがあって…エチケットとしてミントを食べている笑」
みずはん「ちはるんと背中合わせに歌うところがあってこれが最後かとちょっと残念…」
うたちゃん「(サリーさんが)ライブで20回ウインクを決めた伝説があるって聞いてコツを伝授してほしいです!」
ちはるん「最後の雷鳴のDelayです。麗華の力を借りながら6人でやり切りたいです!」

各々意気込みを抜粋した内容はこの通り。全員分メモしきれなくて申し訳ない
さてそれではお待ちかね、7thシングル曲のお披露目だ。最初は白組による「7.キウイの主張」。恋愛サーキュレーションを彷彿とさせる脳が溶ける系の曲調でとにかく可愛いのオンパレード。お気に入りはやはりサビの横にスライドしていくところの振り付けだろう。ぴょこぴょこ跳ねるメンバーの可愛らしい姿を見ていると”心がぴょこぴょこするんじゃ〜”と叫びたくなる。そしてなんといってもこの曲の注目は萌ちゃんのラップが超絶可愛いのでまた聞ける機会を楽しみにしたい。あま〜い空気から一転、雷鳴が轟く。ロック調のイントロから始まったのは赤組の「8.雷鳴のDelay」。若い男女の恋、そして周囲への反抗の意を主張し、愛の在り方ついて歌ったこの曲…めちゃくちゃ大人な曲じゃね?と歌詞を改めて見て感じた。歌詞につられるように感情が溢れるように歌う。MCで言っていたサリうらの顔近案件や背中合わせのみずちはと見所もあった。ただしうたちゃんのウインクは配信カメラからは確認できなかったのが残念だ。一息つく間もなく次の曲は「9.タチツテトパワー」。曲中のTポーズがインパクト大でこの曲も場の空気を一気に変えてしまった。今後のライブ盛り上げ曲の1曲になること間違いなしだ。そして7thシングルの中で私が最もお気に入りな「10.好きと言ったのは嘘だ」に続く。私は青春を感じる王道アイドルソングが好みでこの曲もバッチリ私の心に刺さった。この曲のポイントはなんといってもサビの中でメンバーが手で♡を作る振り付けだろう。ファンそれぞれ自分の推しの♡の振り付けを目にしたら思わず「好き♡」と言ってしまうだろう。配信組である私だったが、れったんの♡姿を見つけることができた。カメラマンさんありがとう。ちなみに曲中でうたちゃん、サリー、れったんの投げキッスするシーンがあったのを私は見逃さなかった。そして表題曲「11.僕が持ってるものなら」。ゆったりとした曲調で気分を上げてくるような曲ではない。ないのだが、この曲で歌われている歌詞に耳を傾けると切なさに胸を満たされる。″君″を助けようと自分がもってるものならなんでも差し出そうとする″僕″。しかし“君”が求めるものは持ってない、つまり″僕″は求められていないという歌だ。そんな切なさを表現力豊かに歌い上げる。メンバー1人ひとり指先から足先まで意識を集中しているような様子が伝わってくる。曲がゆったりしているからこそメンバーの1つひとつの振りが良く見えるおかげだ。7thシングル全曲のお披露目を終えて会場が暗転する。次はメンバー全員のMCのようだ。

「僕が持ってるものなら」発売記念ライブ第二部レポート(2/2)に続く