ナナラボ

デジタル声優アイドル「22/7」を応援する、新米パパ技術者のブログです!

『22/7 計算中 Special Event』レポート

  TOKYO MXをはじめ各放送局でオンエア中の『22/7 計算中』のイベントが9月20日に開催されたので行ってきました。この日は22/7デビューシングル『僕は存在していなかった』が発売されちょうど1年が経った記念すべき日でした。9月末の番組内で少しだけ放映されましたが、放映されなかったところまでできる限り詳しく当日の模様をまとめています。

イベントスタート!

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 この日は生憎の雨模様で肌寒い日だったが、マイナビBLITZ赤坂は熱気に満ちていた。『22/7 計算中 Special Event』に参加するために集まったファンおよそ1000人が一同に会しているのだから当然である。イベントの開始を今か今かと待っていた。

 会場の照明が緩やかに落ちて暗くなるとイベント開始を悟った観客から歓声があがった。それと同時にメンバーがステージ袖から歩いてくる。計算中に出演しているメンバー8人だ。最初は計算中メンバーで何かパフォーマンスをするのかと考えていると2ndシングル『シャンプーの匂いがした』のイントロが流れてきた。イベントの始まりはライブパフォーマンスだ。春をイメージした曲で季節は違うが、ウキウキと走り出したくなる曲調で会場を盛り上げる。それに負けじと観客からも随所に合いの手の声があがっていた。幸運なことに僕はステージ向かって左側の最前列に位置取りできたためステージ上の様子がよく見えた。もっと近い距離で迫力のライブパフォーマンスを見られた時もあったが、この日はその時以上に迫力を感じた。ダンスのキレが格段に上がっていたのだ。このとても洗練された印象を受けたのは僕だけではないはず。

「皆さん、こんばんはー!22/7 計算中スペシャルイベントに来てくれてありがとうございます!」

 1曲目が終わると8人が整列してちはるんの第一声を皮切りに各メンバーからの自己紹介を兼ねた挨拶が行われた。(全員ではありませんが、できるだけキャラクターとしての言葉をピックアップしました)

「はい!はい!はい!ジュンだよ~♪今日は楽しんでくれたら嬉しいな~」

「Hey Guys!藤間桜です♪ Max Maxアゲでいきたいと思います♪」

「ニコニコルンルン♪ニコルンルン♪〇〇(可愛すぎて挨拶忘れる)」

西滝川みう役の西條和です。精一杯頑張ります。」

「ようやく最新の放送で絢香ちゃんの動いている姿がON AIRされて嬉しいです!」

「皆さん こんにちは。22/7のリーダーの佐藤麗華です!」

「全てのことは数値化できる。だからあなたに数値を掛けてみたい。」

「何は無くともみゃーこがいる!今日はみんなに元気を与えられるように頑張ります!」

 それぞれのキャラクターに合ったセリフを披露した。計算中の番組内でいつも聞いている声とはいえ、実際に喋っているところを見ながら聞くと感動。キャラクターとして声をあてる姿に声優としての顔をのぞかせた。ちなみに僕はあかねちゃんの決めセリフが特に好みである。研究もしくはそれに類似する職に就く方々は共感できるのではないだろうか?自己紹介を兼ねた挨拶を終えると8人全員で「22/7 スペシャルイベントスタートです!」と声を合わせてイベント本編の開始を告げた。

346計算中

 メンバーが捌けた後、中央のスクリーンには22/7の表題曲のMVダイジェストや計算中で放送されたシーンが流れていた。7月に始まってもう3ヶ月経つのかとしみじみしているとメンバー8人が再登場。用意された椅子に腰を下ろすと『22/7 計算中』番組スタジオの席順となり準備万端だ。その直後、三四郎さんのかけ声と共にスクリーンに『346計算中』の文字が浮かびあがる。当然メンバーはもちろん会場もざわついている。いまだ姿を現さない三四郎さんについて触れていると黒子さんによって大きなモニターが運ばれてきた。そこに映し出されたのは・・なんと!デフォルメされた相田さんだ!普段の番組ではメンバーがキャラクターとして、MCがリアルの立場として番組を進めているが346計算中は立場が逆転している。この発想は面白い。しかし相方の小宮さんの姿はまだ見えない。再び黒子さんによってモニター?いやただのパネルが運ばれてきた。そこに描かれていたのは雑なタッチの小宮さんだ。モーションキャプチャーによってぬるぬる動く相田さんに対して小宮さんは微動だにしない(笑)

「今の気持ちはいかかがですか?」

「ツライですね・・こんな思いしてたんですね」

「分かってくれてくれて嬉しいです♪」

 計算中が始まった頃はあかねちゃん、みうちゃん、ニコルちゃん、絢香ちゃんのキャラクターはシステムの都合上動くことができず演じるメンバーはモヤモヤした気持ちもあったことだろう。その動かない組の"理解者"となった小宮さんだった。そして企画に入る・・前に三四郎さんから各メンバーに話しを振っていった。

「帆風ちゃんはどうなんですか?キャラもリアルもリーダーでポンコツなところとかないの?」

 相田さんの質問にすかさずメンバーからけっこうポンコツだという声があがるも、ちはるんはそうでもないと首をかしげていた。僕が思うにアイドルグループのリーダーって2次元3次元ともにポンコツな方が務めるという傾向があるように思うのだが気のせいだろうか?

(サリーちゃんの振りは忘れてしまいました)

「倉岡ちゃん普段とイメージ違うね~」

「今日は落ち着いていてお淑やかキャラなので♪」

 普段の収録中は元気っ娘イメージが強いのだろう。三四郎さんがこう聞いたのも無理はない。なんだかこの日のみずはんはやけに大人っぽく女性らしく見えた。

「海乃ちゃんは戸田ちゃんよりだいぶデカいよね?」

「失礼ですよね・・?」

 女の子にそういうこと言っちゃあかん!正しくは「身長高くてスタイルいいね」だろう。普段の収録中は椅子を高めにして足がぷらぷらした状態にして背の小さいジュンちゃんを演じているんだとか。

「宮瀬ちゃんは立川ちゃんと一緒だよね?」

「全然違います(汗)絢香ちゃんは落ち着いていますし、その差を埋めていきたいです」

「花川ちゃんはバリバリのアイドルだよね?」

「まだなりたかったアイドルにはなれてなくて・・人見知りだし・・」

「でも実際可愛いよね?みんな!」

「可愛いいいい!!!」

 ツインズの2人にはキャラクターと演者がぴったり重なるという旨の質問をぶつけるがれいにゃん、めいちゃん共にまだまだらしい。

「白沢ちゃんは丸山ちゃんと同じでクールなの?」

「クールではありません、冷静なんだと思います。」

 計算中ではズバっとした物言いに定評があるあかねちゃん。演じるかなえるはクールというより冷静寄りの模様。ちなみにメンバーから収録後は言いすぎちゃったかなと気にしているところを目撃されているらしい。(めちゃくちゃ可愛い)

「西條ちゃんは滝川ちゃん同様動かないの?大勢の前で話してどう?」

西「・・・そっち(お客さん側)向けない・・・」

なごみーんこっち向いてー

#インスタ映えとは?

 メンバーのことが少し分かったところで本日の企画に。題して『いいね!が貰えるのはどっちだ!?インスタ映えキング決定戦!』説明しよう、この企画は三四郎さんの二人が原宿に出向いてインスタ映えしそうな写真を撮影してくるという企画だ。さっそく二人のロケの様子がスクリーンに流れるとお互い頭にカメラを装着している。普段メンバーがロケに出向いている時のスタイルと一緒なのだが、これ意外と恥ずかしいらしい。恥ずかしいながらも原宿の街を歩いていき最初に虹色のトーストを写真に収めた。

ん???

 これ見たことあるよな・・?それもそのはず、先週放送された計算中内の『インスタ映えクイーン決定戦!』でジュンちゃんが訪れた場所なのだ。偶然と思われるが、るーりーからは抗議の声があがっていた。その後立ち寄った八百屋さんで大きな丸ナスを購入したり、どこかの階段を撮ったり、モノクロの壁画アートをスルーしたり、かと思えばカラフルな壁画アートは撮影していた。しかも目をアップで撮影するというこだわりよう。階段、モノクロ壁画や目のアップも絢香ちゃんとあかねちゃんが訪れていた場所なのだが・・これも偶然なのでしかたn・・いやもうこれ狙ってるだろ!(笑)ちなみにモノクロ壁画アートは「これを撮影する人の感覚を疑う」という理由でスルー。ちなみに後日イベントの模様が計算中で一部放送され、この時のシーンでかなえるが少しプクッと膨れているところが可愛いので録画している方は確認しておきたい。そして立ち寄ったお店でピザもんじゃを食べたり、お店のメニューで先ほど買った丸ナスを調理してくれ当無茶振りもしてロケ映像は終わった。

 ロケ映像が終わるとさっそくメンバーから抗議の集中砲火を浴びる三四郎さん。お互いの姿が映って目線カメラの意味がない、メンバーのマネでは?と厳しい声があがっていた。そんな三四郎さんにみずはんが、

「人気芸人としてあのロケはどうなんですか!?」

と聞くと、

「何がですかー?」

とぼける三四郎さんのリアクションが面白かった(笑)そして三四郎さんの二人が各々イチオシの写真を披露したのだが・・まずは相田さんのタイトルが「落とし物」。道に調理前の丸ナスが置かれただけの写真だ・・よし次にいってみよう。小宮さんのタイトルは「インスタ映えれ!」。食べかけのピザもんじゃの写真だ・・どっちもどっちでは?と思ったのは僕だけだろうか(笑)メンバーで多数決を取って勝敗を決めると相田さん3票、小宮さん5票となり小宮さんの勝利となった。ちなみに小宮さんに票を入れたなごみんが理由を聞かれると、「消去法」とバッサリ。相田さんが自分の理解者になってくれるってこと?と聞くと「ならないです」とこれまたバッサリコメントして企画は幕を閉じた。

みんなにお土産

 三四郎の2人が原宿でのロケと併せて、メンバー各々にお土産を買ってくるという粋な計らいがあった。黒子さんによって最初はサリーちゃん、めいちゃん、れいにゃん、るーりーへのお土産が運ばれてきた。トップバッターはサリーちゃん。小宮さんからのお土産はスイカ柄の大きなキャンディとパック入りのピンクレモネード。実はサリーちゃん、同様のものをロケの時に買っていたらしい。次はめいちゃんの番で相田さんからのお土産には青いクロスが被せられている。それを取ると飛び込んできたのは白いうさぎ!まさかの生き物!?ではなくぬいぐるみのようだ。「本当の本当に嬉しい♪」とうさぎが好きなめいちゃんは嬉しそう。ちなみにぬいぐるみを抱きかかえるめいちゃんはそれは天使の様だったと付け加えておこう。次のれいにゃんも相田さんからのお土産だ。先の二人とは趣向が異なりスンドゥブという料理のお土産。計算中の番組内で都ちゃんの作ったスンドゥブ(小宮さんから不評)を食べたので美味しいスンドゥブを食べて欲しいとのことでお土産に選んだそう。れいにゃんが試食するとけっこう辛いらしくサリーちゃんへのお土産のジュース(便利)を貰って辛さをしのいでいた。ちなみに都特製と本格スンドゥブでは都特製が美味しいらしい。前半最後は小宮さんからのお土産を貰ったるーりー。お土産はるーりーの大好きなチョコレートだ(ただしカカオ100%)当然試食したるーりーは苦さに顔をしかめる・・ただここでもサリーちゃんへのジュース(便利)が活躍していた。

 後半最初はちはるんへ相田さんからお土産でリーダーセット(ホイッスル、メガホン、タスキ)だ。リーダーセットを身にまとったちはるんはメガホンで「これからも22/7をよろいくお願いします!!!」と相田さんからのリーダーっぽい一言という無茶ぶりに応えた。リアクションが期待されるみずはんへは小宮さんから美味しそうなたこやきのお土産だ。ただし4個中3個はからし入りのロシアンたこ焼き。会場が見守る中選んだたこ焼きに「チュ♡」としてセクシーさをアピールしながらたこ焼きを頬張る。しかし、選んだたこ焼きはまさかの1/4のセーフたこ焼きという奇跡。ちはるんを交えながら残りのたこ焼きを食べると確かにからしを感じたもののほんのり程度らしい。これからライブを控えているとうスタッフさんの優しさだろう。続いてなごみんへのお土産は相田さんから大好きなツナ缶だ。しかも1個¥1,296という高級品。試食するもなごみんは後ろを向いてしまいモグモグシーンが見れず。なごみーんこっち向いてー!。最後は小宮さんからかなえるへのお土産で小宮さんの誕生日プレゼントに贈ったものと同じように作ったスニーカーが渡された。かなえるの似顔絵(理解者アー写風)と4630(しろさわ)と080(まるやま)の数字語呂合わせ入りだ。小宮さんの「僕とペアです~」という余計な一言を貰いつつもプライベートではちょっと・・という反応(笑)三四郎さんからの素敵なお土産のコーナーは以上となり346計算中は幕を閉じた。

バーチャルYouTuber 藤間桜登場

「Hey Guys~♪」

 メンバーが捌けたステージ上のスクリーンに桜ちゃんが登場!次のライブパートが始まる前に今までの計算中で大変だったロケをランキングする『桜ちゃん特別企画 調大変だったロケベスト3!』が始まった。しかも麗華ちゃん、都ちゃん、ジュンちゃんをゲストに迎えてお届けする模様。ランキングの結果は第3位『ロサンゼルスお土産探し珍道中』、第2位『富士急ハイランド絶叫レポート』、第1位『滝行で理解者ヒット祈願』となった。ランキング中はそれぞれのロケについて思い出しながら4人でトーク。そして放送された映像とは別に違うアングルの映像が流されロケに臨むメンバーを客観視できた。あまり笑うべきではないかもしれないが、特に富士急のお化け屋敷のるーりーのビビり、そしてかなえるの焦った様子が面白かった。計算中が映像ディスクに収録される際はこのような別アングルの映像も加えてほしいと切に願う。

ライブパート!

 桜ちゃんのコーナーが終了するとお待ちかねのライブパートが始まった。1曲目は22/7の最新シングルの『理解者』。この曲も人前で披露するのは何度目だろう?披露するたびにパフォーマンスが洗練され進化していることを感じる。そして次の曲は初披露となる理解者c/w曲の『絶望の花』だ。アラビアン調のイントロ、そして曲が始まるとメンバーが艶めかしく舞う。各々のパラメーターをセクシーに全振りしたかのようなパフォーマンスに息をのんだ。ちなみに個人的にグッときたのはみずはんの表情、パフォーマンスである。

「お聴きいただきましてありがとうございます!次の曲は11人で歌います!萌、麗、愛奈~!!!」

 さてここからは全員集合。ちはるんに呼び込まれてステージに登場したのは萌ちゃん、れったん、あいなっちの隠し球3人娘。

「みんなの太陽、武田愛奈です!」

「れったんこと高辻麗です!皆さんこんばんは!ようやく会えました~♪」

「お花の妖精の涼花萌です♪元気いっぱい頑張ります!」

「私たちは担当キャラクターが決まっていません。いつか演じることができるように頑張っているので応援よろしくお願い致します!」

 ご新規さんのために補足しておくと、言葉通り萌ちゃん、れったん、あいなっちの3人は今はまだ配役が決まっていない。 しかし配役が決まっていないからこそ見えている景色もあると思うし、3人それぞれ人を引きつける個性の持ち主のため努力の花が咲くのは近いとファンは信じて待っているのだ。

「次は私の推し曲です!」

 フルメンバー揃ったところでれったんから次の曲への振りが入った。れったんの推し曲と紹介するのはあの曲だろう、そう『不確かな青春』。11人の動きのシンクロが素晴らしく揃っており、先ほどの2曲と異なりゆったりとした曲調のため一人ひとりの表情がよく見えた。そして続けて『叫ぶしかない青春』を披露した。青春がキーワードのこの2曲で昔の青春だったり今の青春を思い描いた人も多いことだろう。

「ありがとうございます!どちらも"青春"という言葉がついた楽曲でした!」

「住んでいた所とか色々なことがバラバラだった私たちだったけど今は22/7に熱中している。今はそれが私たちの青春じゃん!」

サリーちゃんの見事なMC。

「皆さんそろそろ走りたくなってきませんか?」

 あいなっちからのこの振りに観客も次の曲は何か察した模様だ。22/7の新たなアップナンバー『韋駄天娘』!低く構えて駆け出すような格好から始まり最後まで全力疾走なこの曲に会場もヒートアップ!曲の冒頭のメンバーソロパートでその歌詞を歌っているメンバーの名前を叫ぶ合いの手を筆頭に合いの手が楽しい曲だ。熱気が冷めぬ中、次の曲は『未来があるから』。疾走感がある曲でメンバー全員が同じ方向を指さす振りが印象的だった。

楽曲が終わるとメンバーが整列。リーダーちはるんのMCパートだ。

「たくさんの方にお越しいただいて嬉しいです!9/20はデビュー1周年の日です。昨年の今頃は何をするにも初めてでした。期待やキラキラした景色に憧れる一方で自分の不甲斐なさに涙したり、ふざけてスタッフさんに怒られたりしましたが、メンバーがいたから今ここに立てています。数々の楽曲、スタッフさん、そしてファンの皆さんいつもありがとうございます!」

 デビューから今日までの日々、メンバーが見たこと感じたことをちはるんが全て話してくれた。嬉しい楽しいことだけじゃない、悲しい時やるせない思いをした時も当然あっただろう。メンバーのSR配信でも時折その部分を垣間見たことがあるためちはるんの挨拶は聞いている人の心に深く刺さったことだろう。そしてそんなデビュー1周年を迎えたメンバーが贈る最後の曲は、

西「昨年の今日リリースした楽曲です。『僕は存在していなかった』」

 1年前の9/20にリリースした22/7のファーストシングル。曲と共に1年の軌跡をかみしめながら8人のパフォーマンスを見届ける。おそらくステージ袖から8人のパフォーマンスを萌ちゃん、れったん、あいなっちの3人も見ていたことだろう。パフォーマンスするのは8人だが、そこには3人の想いをのせてステージに立つ8人の姿があった。この時ばかりは11人の曲といっても間違いではないだろう。そして楽曲が終わるとステージは暗転、全員が捌けていった。

アンコール

 全員が捌けたのでイベントは終了・・ではない!すかさず会場からアンコールの声があがった。「ナナブンノ、ニジュウニ!」の掛け声でメンバーを再度迎え入れる準備を整える。すると5分ほど経ってからイベントTシャツ姿の11人が戻ってきた。ステージが明るく照らされると『11人が集まった理由』を披露する。『僕は存在していなかった』のc/w曲で11人全員で初めて歌うことができた思い出の曲がここで流れて胸が熱くなった。

「アンコールありがとうございます!そして思い入れのある"11人の集まった理由"を歌わせていただきました!」

アンコール明け、もちろんちはるんの一声から。

「ここで22/7からお知らせがあります!」

 しっとりした雰囲気の会場内に一瞬緊張が走った気がした。来るか・・?お知らせの内容は次の3つだった。

佐藤麗華戸田ジュン河野都YouTubeチャンネル&Twitter開設

②ニコ生特番"ニコニジ"第1回放送決定

③10/6~10/7マチアソビ 2日目 ニュータイプアニメアワード オープニングアクト帆風千春ステージアシスタント決定

 先ほどの麗華&ジュン&都ちゃんはこれの布石だったのか。桜ちゃんに続いて3人もYouTubeチャネルが開設され、Twitterも始まる。そして遂に22/7がマチアソビに進出決定だ!嬉しい情報が続くも本当に聞きたい情報はまだ聞けていない。お知らせ発表が落ちついたところで三四郎さんの二人が登場。いよいよイベント終了が近いことを悟る。今回もなかったか・・そう思った瞬間、

緊急発表

 このままイベント終了かと思った矢先スクリーンに浮かだこの4文字。遂にこの時が来た!と思ったが、なにやら気になる文字も。"新メンバー追加決定" 新メンバー・・?11人に追加でさらにメンバーが増える・・?まだ全員が配役持ってないのに・・?大多数の人が頭に疑問符浮かべながらも三四郎さんによって新たに追加されるメンバーの1人目が明らかにされた。それは・・・

11+8+3=22

東条悠希 CV.高辻麗

 「へ?」スクリーンが変わった刹那飛び込んできた文字。理解するまでにほんの少し時間がかかった。ほんの数秒前まで何が発表されるのか期待と不安が混じった雰囲気は一変、歓喜の声に包まれた。そう、遂に!れったんの配役が決まったのだ!!!目の前にいるれったんに視線を移すと顔を覆っており、メンバーが駆け寄ってきていた。待ちわびた瞬間に感極まったのだろう。そういう自分も目頭が熱くなっていることを感じていた。発表されたキャラクターをよく見てみるとアホ毛に淡いパープルの髪色をツインテールにして八重歯をのぞかせる女の子。見た目だけならジュンちゃんより幼いかもしれない。しかし、風紀員の腕章と肩にはハリネズミをのせている格好、そして何より芯の強そうな瞳に引き込まれる。ここで三四郎さんから計算中への新メンバー追加との説明があり合点がいった。書き方が非常に紛らわしいこと山の如しである。

「イベントの度に期待している自分がいてその度に裏切られてきた。今日も何もないまま帰るんだと思っていた。」

 相田さんがれったんに今の心境を聞くととこれまでの気持ちを正直に吐露した。イベントで見せる笑顔の裏でこんな気持ちを押し殺していたと思うと胸が痛くなった。しかしそれは今日まで。最後にこれから計算中で頑張れますかと聞かれると「はい!」と涙声ながらしっかりとした返事を聞かせくれた。れったんが発表されたということは・・?そう考えるのは当然だろう。次はあいなっちの番だ。

柊つぼみ CV.武田愛奈

 キャラクター名は"柊つぼみ"、ショートヘアーでブレザーの制服を少し着崩したそのいで立ちはリアルあいなっちでは?と錯覚したほど。岸田メル先生のイラストも相まって大人っぽい女の子だ。野球部マネージャーとか絶対似合うそう確信した。

「期待させて何もない。それなら期待するのをやめよう。」

 あいなっちも頬を涙で濡らしながらも今の心境を聞かれるとと苦しんでいたことが伝わるコメント。しかしそれも今日まで(2度目)みんなの太陽に悲しい顔は似合わない。これからはさらにその笑顔で皆を明るく照らしてくれるはずだ。そして最後は萌ちゃん。メンバーもすぐに萌ちゃんのもとに駆け寄っていく。

神木みかみ CV.涼花萌

 発表されたキャラクター名は"神木みかみ"、一瞬回文かと思ったがそうではなかった(笑)華奢でピンクのロングヘア―に青いたれ目が印象的な女の子。見た目こそ違うが萌ちゃんと通ずるところがあるなと直感した。この子は不思議ちゃん系だろうか。

「いつもイベントをやる度に悲しい気持ちになっていた。」

 萌ちゃんもと今までの気持ちを話した。しかし、それも今日までだ(3度目)。計算中でも頑張れるかと聞かれ、「頑張ります!」と力強く答えてくれた。新メンバーの紹介が終わったところで早速来週からメンバー追加か?と聞かれるも、「システム上の都合」で今すぐには無理らしい。だがしかし、今は全員揃った、それだけで満足だった。

涙・涙・涙

最後にメンバーそれぞれからの挨拶。

「いつも3人だけレッスンの時に悲しい目を向けていて・・萌ちゃんはもう辞めたいっていうし・・キャラクターはいつかできるからって根拠のない励ましで私も辛かった。今日3人に役ができて本当によかったです。」

「テレビで計算中を見ていても悲しい気持ちになっていました。ダンスレッスンで3人どうすれば?ってなっていました。今日役を貰って計算中の番組に参加できるのが凄く嬉しいです!頂いたキャラクターと成長していきたいです!」

「活動していても8人と3人の違いはどうしてもあってそれがすごく嫌でした。今日11人揃って本当に嬉しいです!」

「オーディションの時にキャラクター配役がなかったので3人の気持ちは痛いほど分かります。みんなで決めた目標が3つあって、アイドルとアニメファンを繋ぐ、テレビ番組出演、11人のキャラクターで主題歌を歌うことです!」

「ロケに行くのは8人で外から見ると8人のグループのように見えるかもしれないけどそうじゃない。11人のキャラクターが揃って本当に良かったです!」

「最後の挨拶ではいつも泣いていたので今日は泣きません!メンバーがあんなに喜んでくれるなんて本当に嬉しい♪みずはんも辞めるのを止めてくれてありがとう!」(結局泣いちゃいました(笑))

西「感情を表に出すのが苦手で嬉しいのにそれを伝える術が分かりません。3人に役ができて嬉しいのに3人のところにわーって行けない自分は冷たいやつと思われているかもしれません(そんなことないと隣にいるれったんがなごみんの腕をさする)これからも11人で頑張ります。」

「日が経つにつれてキャラクター追加の希望が薄れていってました。ザキャッチで麗と計算中のロケの話が共有ができなかったり、僕は存在していなかったで3人が捌けていくのをなんでって思っていました。表題曲を11人で歌いたいです!」

「8人と3人で分けられていてずっと苦しんできました。今挨拶のなかで8人の気持ちを聞けて嬉しいです。そしてこれからに対して希望が湧いてきました!」

「新メンバー追加って表示されててっきり人間メンバーの追加かと思ったのでキャラクターで良かったです(笑)2年目からも応援よろしくお願いします!」

「メンバーから色々な気持ちを聞くことができました。皆さんが応援してくれて、ここまでついてきてくれて本当にありがとうございます!今日は今まで8人だったキャラクターに3人が仲間に加わりキャラクターも11人になりました。リアルメンバー11人、キャラクター11人で合わせて22人・・22/7の22ですよ!ようやく22という数字になりました。」

 ここまで11人の挨拶を書いてきたが、耳を傾けるのに必死で話したこと全てまとめきれなかったことをご了承願いたい。挨拶中メンバーは涙声になりながらも今までの気持ち、そして祝福の気持ちを萌ちゃん、れったん、あいなっちに伝えていた。そして萌ちゃん、れったん、あいなっちもその気持ちをしっかり受け取っていた。

 最後の挨拶ではメンバー各々思っていた不満や不安な気持ちが一気に溢れ出た、メンバーの本音を聞くことができたそんな挨拶だった。個人的に特に目を引いたのはなごみんだ。普段の挨拶で常に毅然した様子で挨拶をしている印象の彼女だが、今日ばかりは言葉に詰まりながら嬉しいという感情のパズルを組み上げるように言葉にしていたのが印象的だった。そして挨拶の中でなごみんに一番手を差し伸べていたのがれったんだ。なごみん演じつ滝川みうちゃんはオーディション時にはれったんが演じていたキャラクターだ。れったんがなごみんの挨拶中話す言葉に相槌を打ち、手をとる光景に胸にこみあげるものがあった。

「これからも、も~っと私たちについてきてくれますか?」

 挨拶の最後はちはるんからこれからの22/7についてきてくれるか会場に聞いていた。観客がなんて答えたかあえて書く必要はないだろう。各々ありたっけの想いを込めて叫んだに違いない。こうして3時間半におよぶ『22/7 計算中 Special Event』は幕を閉じたのだった。

 会場の外に出るとイベントが始まった時よりも雨が強くなっていた。東京の空もイベントの様子を見ていたのだろう。嬉しい発表、そして垣間見たメンバーの絆に涙を我慢できなかったらしい。

『22/7 計算中 Special Event』レポート 終

最後に

 はじめにここまで読んだ頂いてありがとうございます。いつもながら長編レポートだなと文字数をカウントしてみるとレポート部だけで1万字を超えていました。割り切れないライブのレポート記事以来の超大作となりました。記事の内容はさておき、イベントに参加した方、できなかった方に少しでもイベントの臨場感が伝わり、22/7がより好きになっていただけたら幸いです。

 さて今回のイベントで普段テレビで見ている計算中の雰囲気が味わえました。そしてなんといっても新たにキャラクターが追加されて11人のキャラクターが揃いましたね。ここまで来るのにメンバーがどれだけ苦しんだか、最後の挨拶からもひしひしと伝わってきました。3人のキャラクターに萌ちゃん、れったん、あいなっちがどのように声をあてるのか、今から非常に楽しみです!

 そうそう、イベントの直接的な内容ではないのですが、1つ残念なことがありました。それは物販の会場限定のブロマイドセットが買えなかったことです。当日は午後休を取得していましたが、なんだかんだ実験の後片付けに追われ、会場に到着したのが午後5時半。その時点で完売していました(泣)恒例になりつつあったブロマイド開封記事は残念ながら今回はなしですね。れったんを引いた友人が2枚恵んでくれました。ありがたやです。残りの3枚の絵柄はどんな感じだったのか気にりますね(><)

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